日本でも根強い人気があるAlgernon CadwalladerやPrawnなどエモリバイバル界隈のメンバーからなる4人組による4曲入りEP。2018/10/26リリース。フィジカル(12inch)は初回プレス300枚。Asian Man RecordsとLauren Recordsからのスプリットリリースです。ちなみに、この二つのレーベルからは2018/12/14にAlgernon Cadwalladerの1stと2ndの再発盤(LP/カセット)、そして未発表曲などが収録された編集盤もリリースされます。
レーベルの紹介ではメンバーについて、「Algernon Cadwallader, 1994!, Ape Up!, Dogs on Acid, Thin Lips, Prawnなど数多くのバンドのメンバーを含む…」と書いてありましたが、私はAlgernon Cadwallader、Dogs on Acid、Prawnしか知らなかったので、この3組から音を察しました。
この手の昔所属していたバンドを挙げる系の紹介はよくあるんですけど、コアなファンじゃないと知らないバンドも多いので、もっとわかりやすく説明して欲しかったりするんですよね…。ちなみに、以下のようなラインナップです。
Christopher Michael Diehm [Thin Lips]
Nicholas Vincent Tazza [ex-Algernon Cadwallader, Dogs On Acid]
Andrew Michael Vilchez [ex-Prawn]
Christine Tan
実際に聴くと予想と大きく違わず。”エモリバイバル”と呼ばれながら、シューゲイザー、インディーロックに音が寄っていくバンドが多い中、パンキッシュな音をベースとしながら、ポップなメロディにトリッキーなフレーズを乗せる、いわば王道のエモリバイバルサウンドでした。個人的には、中後期のSamiamを思い出しましたね。
とりあえず、このバンドはエモリバイバル周辺、さらに言うとInto It. Over It.やPrawnあたりが好きな人はストライクのはず。4曲16分と聴きやすい長さなので、ぜひ聴いてみてください。