渋谷のタワレコに人は・・・
ここ1年ぐらいほとんど新しい音楽を追っていなかったのですが、暇だったので、久しぶりに渋谷に行ってCD屋を巡回してきました。
まず行ったのが、渋谷で一番大きいCD屋であろうタワレコ。場所が渋谷だけに街には若い女性が多いなーと思ってましたが、タワレコも例外ではなく、1階の「NEW RELEASE & RECOMMENDS」フロアは女性ばかり。レジには全員女性の行列ができていました。どうやらジャニーズ?の新譜が出たようで、それ目的のファンだったようです。
CDが売れなくなったといわれて20年ぐらい経って、多くのレコード店ががなくなったり、縮小したりしましたが、このタワレコ渋谷店もリニューアルを重ねていました。直近では、2019年にリニューアルが行われたようで、その際には、洋楽フロアが3→2フロアになってしまいました。
この日は久しぶりに新譜をチェックしようと、洋楽フロアのある6階へ。ロック周辺を回った後に、エレクトロニカ〜現代音楽周り目的で7階もちらっと見ましたが、面白そうなのは、ありませんでした。やはり、フロア縮小の煽りを受けて、前よりレコメンドも少なくなった気がしますね。
この日に視聴したもの
The Offspring – Let The Bad Times Roll
久しぶりにオフスプリングの新譜を聴いたなあと思ったら、9年ぶりの10thルバムとのこと。Gone Awayのピアノバラードバージョンやクラシック曲のカバーは面白い。
Jodi – Blue Heron
元Pinegroveのメンバーによるソロプロジェクトの初のフルアルバム。POPには「アメフト直系、エモ〜インディ好き号泣必至」って書いてあったけど、インディ好きはともかく、アメフトは名前出しとけば食いつくだろ感はある。むしろ、Mark Kozelek(Sun Kil Moon, ex-Red House Painters)感がある。
Major Murphy – Access
米ミシガン州グランドラピッズを拠点とするインディーロックバンドの2ndアルバム。Waxahatchee絶賛とのこと。サイケポップ〜インディーロック周辺。
Cassandra Jenkins – An Overview on Phenomenal Nature
米ニューヨーク州ブルックリンを拠点とするSSWの2ndアルバム。やや大人なインディーフォーク。「アンビエントフォークmeets チェンバーポップ」とも形容されてるとか。
渋谷のレコファンは閉店・・・
この日が平日だったからなのか、このご時世だからなのか、6階も7階もお客さんはほとんどいませんでした。1階の盛況っぷりを見ると、今の時代にCDを買うのは、特典が付いていたり、サブスクで配信されていないアイドルなのかなあと思いました。そう考えると、今やCDはプロ野球チップスでいう、チップス的な存在になってしまったのか…?
タワレコを出た後は、せっかく渋谷に来たので、他のお店も見てみようと、レコファンに向かいました。知らなかったんですが、渋谷のレコファン、2020年10月11日に閉店してたんですね・・・ここ1年はまったく音楽周辺の情報を得ていなかったので、この日に初めて知りました。
マジかーと思いながら、レコファンって他の店はどこが残っているんだと思って調べたら、秋葉原SEEKBASE店、武蔵小金井駅前店の2店のみとのこと。秋葉原店は行ったことがあるんですが、高架下にあって、狭くはないが、広くもないという感じ。かつての渋谷店の規模を考えると残念ですが、かつて電気街の雑居ビルにあった秋葉原店のことを思い出すと、戻って来たか、と感慨深いところもありました。
最後にディスクユニオンにも行ってみました。センター街の交番の横のビルにいくつかフロアがあったんですが、ロック関連フロアが別ビルに移転してました。旧店舗から歩いて2分ぐらいの新しいビルの地下。その名もRock in TOKYO。他の店舗同様、開放感はなく密度高めですが、前のフロアと比べると広さは3倍ぐらいありました。人はタワレコより多かったですね。中古やマニアックな品揃えというところで、タワレコとは違う住み分けができているんですかね。
先日もタワレコ新宿店も4→2フロアに縮小するというニュースがありました。品揃えと安さではAmazonが上回り、音楽の聴き方もサブスクメインになった今では、店舗にCDを買いに行くことはますます少なくなりそうです。