米ニューヨークを拠点とするエクスペリメンタルロックバンドBattlesの来日公演に行ってきました。2011年の2nd「Gloss Drop」リリース時の今は亡きSHIBUYA-AX、2015年3rsdアルバム「La Di Da Di」リリース時のEX THEATER ROPPONGI以来、3回目のバトルスです。今回は4thアルバム「Juice B Crypts」を引っ提げての東名阪の来日ツアー。チケットはソールドアウト。
オープニングアクトは平沢進+会人 (EJIN)。ファン層も共通しているのか、バトルスと平沢、両方が目当ての人も多いようでした。演奏時間は20分ほど。仮面を被った白いつなぎのギタリストとベーシスト[会人(EJIN)]を横に従えた平沢が謎の楽器レーザーハープを操っている様は絵になってましたね。
セットチェンジでは、ジョンのドラムとイアンのキーボードはステージの前目に配置。おなじみの高い位置にセットされたシンバルを見ると、セットチェンジ中でも俄然テンションが高まります。
会場が暗転してササッとステージに二人が登場して最初にプレイしたのは、”Fort Greene Park”。当然、セットリストは新譜の曲を中心に組まれましたが、どうやら東名阪3公演同じだった模様。途中のMCで「このあと数曲、昔の曲をプレイするよ」と言った後にやったのは過去作のハイライト3曲。…さすがに今EPの曲はやらないようですね。
巷でも言われている通り、メンバーが二人になったからといって、パフォーマンスをショボく感じることはありませんでした。ドラムのジョン・スタニアーの仕事量が相変わらず半端ない。イアン・ウィリアムスの生み出すグルーヴとジョン・スタニアーのアグレッシブなドラミングがやはりバトルスのキモかと。この二人がいる限りバトルスは安泰ですね。
とは言いながら、過去作の代表曲が盛り上がるのはライブの常。この日一番の盛り上がりを見せたのは”Atlas”。ラストは新譜の頭を飾る”Ambulance”でした。アンコールはなし。約1時間の公演は濃密でしたが、アンコールなしには観客の名残惜しさも。新譜が出るたびに来日してくれるバトルス、次の来日も楽しみにしています。
2019/11/4(月・祝) 東京・恵比寿 GARDEN HALL
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV ¥6,800
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01. Fort Greene Park
02. A Loop So Nice…
03. They Played It Twice
04. Titanium 2 Step
05. The Yabba
06. Sugar Foot
07. Summer Simmer
08. Ice Cream
09. IZM
10. Atlas
11. Last Supper on Shasta Pt.1
12. Last Supper on Shasta Pt.2
13. Ambulance
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10 from Mirrored (2007)
08 from Gloss Drop (2011)
05,07 from La Di Da Di (2015)
01-04,06,09,10-13 from Juice B Crypt (2019)