エモリバイバル・ムーブメントの立役者で今なお根強い人気のあるAlgernon Cadwalladerのレアトラック集。2018/12/14にLauren RecordsとAsian Man Recordsからリリース。同時に最近では入手の難しかった1st, 2ndアルバムも再発されています。
2012年にバンドは解散しているものの、メンバーは現在Hop AlongやEverywhenで活動中。音はCap’n Jazz、初期Joan of Arcの疾走感にアルペジオを多用したキラキラしたギター、Tim Kinsellaのようなのヨレたボーカルが特徴。
本作はEPやスプリットに未発表曲、The Beatles”This Boy”とElvis Costello”No Action”のカバーを収録。トラックリストは下記。
01. Second Rate Machines
02. Breath Wish
03. Look Down
04. Sailor Set Sail
05. Shirt
06. Serial Killer Status (Unreleased Version)
07. Katie’s Conscious (Unreleased Version)
08. Spit Fountain
09. Fun
10. Foggy Mountain
11. Black Clouds
12. I Wanna Go To The Beach
13. Responsible Party
14. Simulation
15. This Boy (The Beatles)
16. No Action (Elvis Costello)
01-05 > Demo [EP] (2006)
08-13 > Fun [EP] (2009)
14 > Summer Singles [Split] (2011)
1stアルバムのリリースが2008年、2ndアルバムが2011年なので、1st前後の音源ですね。編集盤ということでファンディスク的な色合いが強いと思いがちですが、軽視するのはもったいないクオリティ。
個人的には、彼ららしくはないですが、インストポストロック系の風合いを感じる”Sailor Set Sail”と1stの”Motivational Song”のワチャワチャ感に似ている”Simulation”が一推し。
もちろん本作から聴く必要はないですが、オリジナルアルバムを聴いて気に入ったら本作もチェックはマストでしょう。