繊細なドリームポップを聴かせるアメリカ・バージニアビーチの4人組Turnover、三度目の来日公演。最新アルバムは2017年にリリースされた3rd「Good Nature」ですが、前回の来日はこのアルバムリリース前ということで、リリースから少し間が空いての来日。私は2016年の初来日を新宿のNineSpiceで観て以来。
東京から始まり大阪、名古屋と回り、5日間の日本ツアーの最終日は再び東京・渋谷サイクロン。このライブハウスは、渋谷センター街を進んで、交番近くの坂を上がった場所から階段で降りた地下にあります。円山町にあるライブハウス群O-GROUPより駅から近くていいですね。初めて行ったんですが、入口がステージの横という独特な形。この日のサポートは揺らぎだったんですが、既に人はステージ横まで溢れてました。(横からほとんど見えない)
今年、彼らは世界最大級の音楽フェスCoachellaにも出演。本国ではこんな小さいハコでは観られないということで、外国人の観客も多かったです。ということで、揺らぎ終演後に中に入り込んで前方のポジションを確保。なかなか入り込むのも大変なぐらい人が入ってました。若い人が多かったです。
19時45分ごろに幕が上がって開演。ここはステージが高い割に近くで観れてなかなかイイですね。入口の場所以外は。
1曲目は名盤の前作2nd「Peripheral Vision」から”Cutting My Fingers Off”。一番好きな曲が最初にきて少し動揺するもテンションは上がる。ボーカルのビジュアルは控えめに言ってもダサかったけど、ラブソング”Bonnie (Rhythm & Melody)”を歌うと、セクシーに見えてしまう不思議。
歪まないギターに優しいメロディがチルく、且つエモい。全曲良かったです。思い出したように2日前にチケットを買ったのですが、行って良かったです。本編は”New Scream”で終了し、アンコールは1曲のみで”Take My Head”。今日イチのノリの良い曲で最後まで盛り上がりました。
1時間弱でやや短い感じもしましたが、満足度は高いライブでした。2016年の初来日時は、初期のパンク色が強い曲もやっていましたが、今回は2ndと3rdが中心のセットリスト。結果的に2ndからが一番多かったですね(セットリストは下記)。1stの曲 “Most of the Time”をひたすら叫んでいた人がいたけど、願いは叶いませんでした。
この日は新曲をやりませんでしたが、最近ちょいちょいライブで披露しているようです。2016年、2017年、2019年とコンスタントに来日してくれているので、また新譜出したときに来日を期待します。
TURNOVER JAPAN TOUR 2019
2019/6/1 (土) 渋谷CYCLONE
OPEN 18:00 / START 18:30
TICKET ¥4,500
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01. Cutting My Fingers Off
02. Humming
03. Super Natural
04. Like Slow Disappearing
05. Bonnie (Rhythm & Melody)
06. Humblest Pleasures
07. Sunshine Type
08. Pure Devotion
09. Dizzy On The Comedown
10. Hello Euphoria
11. New Scream
encore
12. Take My Head
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01,02,04,09,10,11,12 from「Peripheral Vision」 (2015)
06 from「Humblest Pleasures」7” (2016)
03,05,07,08 from「Good Nature」(2017)