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Zolo Liberty+(Anker)のレビュー評価│Bluetoothイヤホン

投稿日:2019-01-14 更新日:

Amazonでモバイルバッテリーを買ったことがある人なら、一度は目にしたことがあるであろうブランドAnker。そのオーディオブランドである「Zolo」が第一弾商品として、2017年12月24日に発売したのが、フルワイヤレスイヤホンの「Liberty」です。7,999円と1万円を切る価格ながら、音質・接続安定性とパフォーマンスが良いということで、早くも1万円以下のエントリーモデルとして人気を博しています。

そして「Liberty」が発売されてからまもなく、Zoloブランド第2弾の商品として、2018年1月9日に発売された上位モデルがこの「Liberty+」です。Libertyの評価が良かったので、上位モデルはどうなんだ?ということで、興味本位で購入しました。

Zolo Liberty+見た目

カラーは今のところブラックのみ。ハウジングは大きめですが、シリコン製イヤーチップと耳に差し込んでひねって固定させるためのGripFitジャケットが数種類付属しているため、この組み合わせで耳にフィットさせます。

装着時はハウジングが大きいので、はみ出て見えるかも。まあ、そもそも他人のイヤホンをジロジロ見る人はほとんどいないと思うので、気にしないでいいと思います。

Zolo Liberty+音質/Bluetooth接続の安定性

※iPhone6を使用

今回はこれまで使用していたYell AcousticのAir Twinsと比較してみました。これと比べると、低音の量はありますが、ややぼやけている印象です。でも、Bluetoothイヤホンの音質と考えれば、悪くはないでしょう。

個人的に肝心だと思っているのは、接続安定性。途切れず続くBluetooth接続は、Libertyが謳っている商品の特長でもあります。

比較してみたのは、いずれも人通りが多く電波が飛び交っているような場所での接続です。なお、ここで言う「途切れる」は、プツプツ音が途切れるという意味で、通信状態が完全に切断されるわけではありません。

◆靖国通りの交差点
信号機が多く設置された大きい交差点だと、信号機の影響を受けてか接続が一時的に途切れることがあります。Air Twinsではこれが必ず起きる場所があったんですが、Liberty+では途切れませんでした。

◆駅のホームの電光掲示板
この電光掲示板の下を通ると必ず一時的に途切れるという場所があったんですが、そこを通ってもLiberty+では全く途切れませんでした。

◆新宿駅西口改札付近
JRの改札を出たところ、小田急、京王、地下鉄の乗り換えやらで人が常に行き交う場所です。ここもAir Twinsではちょいちょい途切れていました。Liberty+も毎回ではないですが、たまに一瞬、途切れることがありました。

◆秋葉原ヨドバシ
Air Twinsでは、受信状況が悪いラジオのようにずっと途切れて使い物にならなかった4Fのイヤホン売り場では、Liberty+の接続は途切れることはありませんでした。他の階もうろうろしてみましたが、全く途切れなかったです。

都内で人が多い(=電波干渉が多そうな)場所に行く機会がそれなりにあるので、参考にはなるかなと。どこに行っても全く途切れないとは言いませんが、頻度も低く、決まった場所で途切れるというようなことはないので、かなり接続は安定しています。ネットの評価を見ても、現時点で安定性は全価格帯でもトップクラスではないでしょうか。

Zolo Liberty+使い勝手

再生時間は3.5時間。表記上はケースで充電すると48時間まで使えるとのこと。ぶっ続けで使用するシチュエーションがどれだけあるのかって話ですが、連続3.5時間で充電ケースがあれば、片道1時間通勤なら5営業日は余裕でもつでしょう。充電ケースは結構ずっしりしています。イヤホンが若干取り出しにくいかな。

防水規格はIPX5「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」だそうです。まあ、運動したときの汗もたかが知れてるし、雨が降ったら傘を差すし、普通に使う分には十分な性能と言えるでしょう。

周囲音取り込み機能は、いわゆるノイズキャンセルの逆で、「ノイズ取り込み」機能です。風の音や衣擦れも取り込みます。正直、このモードで音楽は聴けたものではないし、外の音を聴きたいなら音量下げるか、イヤホンを外せばいいと思っているので、個人的には不要ですね。

イヤホン本体での操作は一時停止、曲送り、曲戻し、周辺取り込み機能のON/OFF、音声アシスタントの起動ができます。音量調整は音声アシスタント経由ならできますが、基本的にはデバイス側で操作する人が多いでしょう。曲送りや曲戻しは左右のタッチパッドを1秒長押し、3秒長押しだと周辺音取り込みモードになるという感じなので、ちょっとわかりづらいです。

Zolo Liberty+の総合評価

「接続安定性」は満足。良い製品だと思います。ワイヤレスのBlutoothイヤホンは初めてだけど、1万円以下は品質に不安、でも、イヤホンに3万円も出せない…という方は選択肢に十分入るでしょう。1万円台ではAppleのAirPodsやERATOのVERSEが競合でしょうか。いずれも持ってないので、比較してどうこう言えませんが、ネットの評価を見る限りは、良い勝負ができるのでは、と思います。ハウジングが大きいので、見た目の好みやフィットするかが判断基準になりそうですね。

フルワイヤレスイヤホンは市場が成長期ということもあり、商品数は増えてきているものの、「定番」はまだ確立されていません。そういう意味では「Liberty+」はフルワイヤレスイヤホンのエントリーモデルとしての「定番」となる性能はあると思います。

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