YouTubeで再生放置してたら流れてきた曲”Gone”に惹かれて聴いたアメリカ・シカゴのポップパンクバンドKnuckle Puckの2作目のアルバム「Shapeshifter」(2017)。
かつて”メロコア”と呼ばれるメロディックなパンクバンドを聴き漁っていたこともあり、少し懐かしさを感じました。疾走感は相変わらず、掛け合いではなく、ハモりに重きを置いたコーラスなど、キレイにまとまった感じ10年代のパンクバンドの特徴なのかな?同系統のバンドとしてよく名前の挙がるThe Story So FarやState Champs、Neck Deepも聴いてみましたが、個人的にはこのバンドが一番好みでした。
疾走感に伸びのあるボーカルも良かったですが、そこはかとなくエモい感じも良かったです。エモさでいうと、90年代のAmerican Footballのようなアルペジオが煌めく美しさではなく、Mineralのような静と動のダイナミクスでもなく、強いて言えば、Further Seems Foreverに近い感じ、00年代のエモさかな?
アルバムは似たような曲調が多い感じもしますが、そこはパンクバンドのご愛敬。ファン層は10~20代が中心だと思いますが、かつて疾走感を追いかけていた元パンクスのおじさんも聴いてみて損はないはずです。2018年、2019年と来日済み。